
【絵本】あした7つになれますように
内容説明
7歳の誕生日を無事に迎えるためには、天神さまにおふだを届けなくてはならないと言われた女の子。どこにあるのか分からないそのおふだを探す旅が始まります。
お正月や雛祭、端午の節句、七夕など、日本の季節ごとの行事や節句を巡りながら、女の子は部屋を次々と訪れます。それぞれの部屋では、行事にちなんだ楽しい絵探しが待っています。
果たして女の子は、おふだを見つけ、無事に7歳の誕生日を迎えられるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、日本の伝統行事や季節の節句をテーマにしており、知育や教材として非常に有用です。物語の中で主人公の女の子が部屋を巡りながら、お正月、雛祭、端午の節句、七夕といった行事に触れることで、子どもたちは日本の文化や季節感を自然に理解できるようになっています。親や教師が読み聞かせをする際には、それぞれの行事が持つ意味や由来について補足説明を加えると、さらに学びが深まるでしょう。
また、絵探しの要素を通じて、観察力や集中力を養うこともできます。絵本を読みながら子どもたちに「どこに〇〇があるかな?」と問いかけることで、楽しみながら注意深く絵を見て考える力を育てられます。このとき、見つけたものについて「これはなぜここにあるんだろう?」と想像を広げる問いかけをするのもおすすめです。
さらに、この物語の大きなテーマである「7歳の誕生日を無事に迎える」という目標は、子どもたちが達成感を味わう楽しさや成長の喜びを感じるきっかけになります。読み終わった後に、子どもたち自身の誕生日や家族の行事について話し合う時間を作ることで、より身近に感じながら学びを深められるでしょう。