
【絵本】IMAGINE イマジン〈想像〉
内容説明
一羽の鳩が、世界を飛び回りながら熱心に伝えているメッセージ。それは、「国境やあらゆる違いを超えた平和と友情」を呼びかけるものでした。この絵本は、そんな鳩の旅を通して、人々に大切なメッセージを届けます。
ヨーコ・オノ・レノン氏の協力を得て、序文を含む特別な内容が加えられた本作は、ジョン・レノンの名曲「イマジン」の精神を反映した物語です。さらに、国際的な人権保護組織「アムネスティ・インターナショナル」とアメリカの出版社が手を取り合って制作されたことにより、世界中の読者に向けて平和のメッセージを届けるものとなっています。
巻末には、ジョン・レノンが歌詞に込めた思いがそのまま伝わる原詩と、アムネスティによる解説も収録されており、物語を深く味わうことができます。読む人すべてに、平和への希望や考えを広げるきっかけを与えてくれる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本を知育や教材として活用する際のポイントは、子どもたちに「平和」や「多様性」について自然に考えさせるきっかけを提供できる点にあります。物語を通して、国境や文化、言葉の違いを超えた友情や協力の大切さを伝えることができるため、他者を尊重する心を育む良い機会となるでしょう。特に、鳩が旅をしながら平和のメッセージを伝えるというストーリーは、幼い子どもたちにも理解しやすく、視覚的なイメージも豊かで親しみやすいです。
また、絵本の背後にあるジョン・レノンの名曲「イマジン」の精神を、歌詞の原詩やアムネスティの解説を通じて親子やクラスで話し合う活動に発展させることができます。例えば、歌詞をもとに「みんなで平和な世界を作るにはどうすればいいか」を話し合ったり、子どもたち自身が「平和の鳩」のように伝えたいメッセージを考えたりするワークショップを行うと、想像力や表現力を伸ばすことにもつながります。
さらに、この絵本は国際的な視点を学ぶ導入にも最適です。アムネスティの解説を活用して人権や国際協力について話題を広げ、小学生には「世界にはいろいろな国や文化があるけれど、みんな平和を願っている」という考えを伝えることができます。親や先生が積極的に読み聞かせや対話を通して深めていくことで、子どもたちにとって学びの幅が広がる一冊となるでしょう。