
【絵本】7ひきのこやぎ
内容説明
お母さんヤギが留守にしている間、オオカミが家を訪れます。子ヤギたちをだますため、オオカミはしゃがれた声を美しい声に変え、黒い足を白く塗ります。
その姿にすっかりだまされた子ヤギたちは、ついにドアを開けてしまいます…。子ヤギたちとオオカミのやりとりが繰り広げられる、ハラハラドキドキの物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに危険を察知する力や自分を守るための知恵を学ばせるのに役立つ教材として活用できます。物語の中で子ヤギたちは、オオカミの巧妙なだましに引っかかってしまいますが、このエピソードを通じて「相手の言葉や見た目だけで信じるのではなく、慎重に考えること」の大切さを学べます。読み聞かせの際には、子どもたちに「もし自分だったらどうする?」と問いかけたり、オオカミがどのように子ヤギたちをだましたのかを具体的に話し合ったりすることで、危険回避の意識を高めるきっかけになるでしょう。
また、この物語は「ルールを守ること」の重要性も教えてくれます。お母さんヤギが留守中に子ヤギたちに言い聞かせた約束を守らなかったことで、危険な状況に陥ってしまいます。読後には、家庭や学校での約束やルールについて子どもたちと改めて話し合い、自分たちの生活にどう当てはめられるかを考える時間を作ると良いでしょう。
さらに、オオカミの変装や子ヤギたちの反応を通じて、物語の面白さを楽しむ中で想像力や表現力を育むこともできます。親や先生がキャラクターの声色を変えたり、ハラハラする場面を強調したりすることで、子どもたちはより物語に引き込まれます。このような工夫を加えながら、この絵本を知育の一環として活用してみてください。