【絵本】フィッシャーが描いたグリムの昔話　メルヘンビルダー

内容説明

物語の世界が一枚の絵に凝縮されたら、どんな風景が広がるのでしょう。

「メルヘンビルダー」とは、ドイツ語で「おとぎ話の絵」を意味します。ハンス・フィッシャーはグリム童話の物語を、一枚の絵の中に始まりから終わりまで描き切る独特のスタイルで表現しました。軽やかな線と温かな水彩で彩られた絵は、何度見ても新たな発見があります。原書はスイスの出版社から刊行され、日本版ではさらに3枚の絵が加わりました。文章は全編にルビが振られ、グリムの原文に忠実でありながら、子どもたちにも聞きやすい美しい訳文が魅力です。

知育や教材で活用する際のポイント

『メルヘンビルダー』は、物語の全体像を一枚の絵に凝縮したユニークな絵本です。鮮やかで細やかな描写は、子どもの想像力を育み、観察力を養います。

特に、グリム童話の物語とリンクした美しい絵は、読み聞かせと組み合わせることで、物語の理解を深める教材として最適です。文章にルビが振られているため、子どもが自分で読む練習にも活用できます。

繰り返し見るたびに新たな発見があるため、親子やクラスでの話題作りやコミュニケーションのきっかけにもなります。