【絵本】けちんぼおおかみ

内容説明

海辺で見つけた宝物をどうするか――欲張りなおおかみどんの選択が思いがけない物語を生み出します。

石狩の海辺で鯨の肉を見つけたおおかみどんは、それを自分の家に持って帰ろうとします。しかし道中で出会った子どもから「少し分けてほしい」と頼まれても、首を縦に振るどころか知らんぷり。その後の展開は、アイヌの民話らしい教訓を感じさせる内容です。欲張りな心が生む結末とは？

この絵本は、欲張りな心が引き起こす物語を通じて、分かち合いや思いやりの大切さを学ぶきっかけを与えます。

親や先生が読み聞かせをする際には、おおかみどんの行動に対して「もし自分だったらどうする？」と問いかけることで、子どもの考える力を育むことができます。

また、アイヌの民話を題材にしているため、多様な文化や価値観に触れる貴重な機会にもなります。知育だけでなく、道徳や異文化理解の教材としても活用できます。