
【絵本】ごちゃまぜカメレオン
内容説明
「もし違う自分になれたら…」そんな願いが、思わぬ出来事を引き起こします。
カメレオンは、周りの景色に合わせて体の色を変えながら、のんびりとハエを捕まえて暮らしていました。ところが、動物園でほかの動物たちを見たとき、「こんなふうになれたらな」と憧れの気持ちが湧き上がります。その思いが強くなるほど、カメレオンの体は変化していきます。シロクマのように大きくなったり、キリンのように首が伸びたり、キツネのしっぽやゾウの顔が現れたり…。けれど、そんな姿ではハエを捕まえることができず、カメレオンは「元の自分に戻りたい」と気づきます。動物たちの特徴が次々と加わり、鮮やかに変わっていくカメレオンの姿が楽しい、魅力的な絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は「自己肯定感」や「個性の大切さ」を学ぶ良い教材です。
子どもたちは他人をうらやましく思うことがよくありますが、この物語を通じて「自分らしさ」の大切さを体感できます。
読み聞かせの際には、カメレオンの変化する姿を観察しながら「どの動物になりたい?」や「カメレオンの気持ちはどうかな?」と問いかけてみましょう。
また、絵の鮮やかさや動物の特徴を活かし、色や形について話し合う教材としても活用できます。