
【絵本】ナキウサギの山
内容説明
北海道の山々に響くピチッという小さな鳴き声。ナキウサギたちの秘密の暮らしに、そっと耳を傾けてみませんか。
ハムスターのような姿ながら、実はウサギの仲間であるナキウサギ。氷河時代から生き続ける「生きた化石」とも称されるこの小動物は、北海道のガレ場で暮らし、その静かな山岳地帯に独特の鳴き声を響かせます。警戒心が強い一方で好奇心旺盛な彼らの姿が、北海道の雄大な自然とともに描かれています。著者は少年時代に聞いたナキウサギの声に魅了され、何度もその生息地を訪れてスケッチを重ねました。その体験をもとに、繊細な色鉛筆画で彼らの生態を豊かに表現しています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ナキウサギの生態を通じて自然への興味や好奇心を育む教材として最適です。
ナキウサギの特徴や生息環境が描かれているため、動物や北海道の自然について学ぶきっかけとなります。特に「生きた化石」という言葉から、生物の歴史や進化にも関心を広げられるでしょう。
また、繊細な色鉛筆画は観察力や表現力を刺激し、子どもたちの想像力を豊かにします。親子で自然について話し合ったり、絵を参考にスケッチを楽しんだりするのもおすすめです。