
【絵本】やぎのしずかのしんみりしたいちにち
内容説明
静かに流れる時間の中で、しずかは小さな命の輝きや別れに心を揺らします。そして友だちと歌うことで、少しずつ元気を取り戻していきます。
ヤギのしずかが草を食べていると、突然セミが地面に落ちてきました。そのセミをアリたちが運び去り、しずかがあとを追うと、朝露が美しく光る茂みにたどり着きます。しずかは「なぜこんなにきれいなのに気づかれないの?」と問いかけますが、返事はありません。その後、花のつぼみを食べたことで友だちにからかわれ、しずかは涙をこぼします。泣き疲れて眠りについたしずかのもとへ友だちが訪れ、励ましの歌を一緒に歌います。少しずつ心が晴れていく、そんな一日が描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、命の儚さや自然の美しさ、友だちとの心のつながりを描いています。
子どもたちと一緒に読みながら、セミやアリなどの命の営み、自然の輝きに気づく目を育てるきっかけにしましょう。
また、友だちの大切さや心の癒し方を話題にし、感情を共有する大切さを考える時間を作るのもおすすめです。