
【絵本】鬼ぞろぞろ
内容説明
若者を取り巻く不思議な出来事と心の変化が、静かに語りかけてくる物語です。
ある日、鬼に唾をかけられた若者は、姿が見えなくなってしまいます。見えないことをいいことに悪事を繰り返していましたが、やがてその行いが自分の心をどれほど醜くしていたかに気づきます。自分自身と向き合った彼は、元の姿を取り戻し、失われていた心の光を見出します。今昔物語をもとに描かれた、心の奥底を見つめ直す絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが「自分の行いが他人や自分自身に与える影響」を考えるきっかけを与えてくれます。
物語を通じて、他者への思いやりや、自分と向き合う大切さを学ぶことができます。読み聞かせの際には、主人公の心の変化に注目し、子どもたちに「もし自分だったらどうする?」と問いかけると効果的です。
また、善悪について話し合う時間を設けることで、道徳的な感覚を育む教材としても活用できます。