
【絵本】赤いろうそくと人魚
内容説明
人魚が願ったのは、大切な子どもが人間の世界で幸せに暮らすこと。それは切なくも美しい望みでした。
人魚は、自分の子どもを陸の世界で育てることを夢見て、海辺にその命を託します。物語は、そんな母の深い愛情と願いを中心に描かれています。柔らかなパステル画と繊細な色鉛筆のタッチが、幻想的な雰囲気を作り出し、読み手を優しく包み込みます。人魚の母心と、陸の世界で繰り広げられる物語が、胸に染み入る一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、親の「子どもを幸せにしたい」という普遍的な愛情をテーマにしています。読み聞かせを通じて、親子で愛情や絆について話し合うきっかけを作ることができます。
また、幻想的な絵は子どもの感性を刺激し、想像力を育む効果があります。読み終えた後に、子どもと一緒に感想を話し合ったり、物語の続きを考えたりする活動もおすすめです。
さらに、母親の気持ちや人魚の選択について考えることで、子どもたちに他者の立場を想像する力や共感力を養う機会を提供します。