
【絵本】おおきなかぬー
内容説明
森の中で起きる不思議な出来事と、自然の力が織りなす物語が描かれています。
島に暮らす若者ラタは、亡き父のために立派なカヌーを作ろうと決意し、森で最も大きな木を切り倒しました。しかし翌朝、木は元通りに立っています。不思議に思いながらも再び木を削り形を整えますが、翌朝にはまた元通り。困惑したラタが夜通し見張っていると、無数の鳥や虫たちが集まり、木片を元の場所へ運び戻している驚きの光景を目にします。ポリネシアの民話から生まれたこの物語は、自然と共に生きる知恵や神秘を伝えています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然との共存や調和の大切さを学ぶ教材として活用できます。子どもたちに「自然は私たちの生活とどう関わっているのか」を考えさせるきっかけを提供します。
また、ラタの行動を通じて、挑戦する姿勢や問題解決のプロセスを学ぶこともできます。読み聞かせ後に「もし自分ならどうする?」と問いかけ、発想力や想像力を育てましょう。
さらに、ポリネシアの民話に触れることで、異文化理解への興味を引き出すことも可能です。自然や文化、多様性について話し合うきっかけに最適な一冊です。