
【絵本】しろいむすめマニ
内容説明
白い肌を持つ少女が生まれた村。それは、アマゾンのジャングルで語り継がれる不思議な物語の始まりでした。
昔、アマゾンの深い森に囲まれた村で、肌が雪のように白い女の子が誕生します。マニと名付けられたその子はすくすく育ちますが、わずか1年で命を落としてしまいました。マニの母親は悲しみに暮れる中、夢の中で彼女から「葬る場所を変えてほしい」という訴えを受けます。母親がその願いに従うと、やがてマニを埋めた場所から見たこともない木が芽を出しました。その木は村に希望をもたらし、飢えを救う存在となります。この物語は、アマゾンの主食として知られるマニオカの起源を語っています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、アマゾンの自然や文化に触れながら、命の循環や感謝の心を学べる物語です。
子どもたちに読み聞かせる際は、物語の背景にある「マニオカ」という食材の重要性や、自然と人々のつながりを伝えるとよいでしょう。
また、命の尊さを考える時間を設けたり、マニオカについて調べたりする活動を通じて、探究心を育む教材としても活用できます。