
【絵本】かたつむりとさる
内容説明
ゆっくりとした歩みの中にも、知恵と工夫が光る物語。カタツムリが見せた一計とは――。
サルに「のろま」とからかわれたカタツムリは、3日後にどちらが先に3つの山と谷を越えられるか競争しようと提案します。賢いカタツムリは親戚たちを呼び集め、山や谷のあちこちに先回りして配置。サルがどんなに急いでも、どこに行ってもカタツムリが先にいるという仕掛けで、見事に勝利を収めます。この物語はラオスのモン族に伝わる民話をもとに作られ、タイの難民キャンプで暮らす子どもたちが刺繍で彩った絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、知恵や工夫の大切さを教える絶好の教材です。カタツムリが仲間と協力して課題を克服する姿は、子どもたちに「発想力」と「チームワーク」の重要性を伝えます。
また、物語の背景に触れることで、多文化理解や多様性への関心を育む機会にもなります。刺繍の美しい挿絵は、視覚的な楽しさを提供し、感性を豊かにします。