
【絵本】われた たまご
内容説明
ミフウズラの夫婦が大切に守っていた卵が割れてしまいました。その理由を探る旅が始まります。
巣に残されていたウマの足跡を手がかりに、夫婦はウマに訪ねます。ウマはニワトリが騒いだからだと答え、ニワトリはサルがヤシの実を落としたせいだと言います。こうして原因を追い続けるうちに、サルからスイギュウ、ヘビ、カメ、ホタル、カと次々に話が繋がっていきます。フィリピンのルソン島に伝わるこの物語は、昔話らしいリズムと展開が楽しく、読者を引き込みます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、原因と結果をたどる物語を通じて、論理的思考や観察力を育むのに最適です。
子どもたちは登場人物たちの会話を楽しみながら、物事のつながりを考える力を自然に学べます。また、フィリピンの文化や自然にも触れられるため、多様性への理解を深める教材としても活用できます。
読み聞かせ後には、「もし自分がミフウズラだったらどうする?」といった問いかけをすると、創造力も養えます。