
【絵本】へそもち
内容説明
雷が人々を困らせていたある日、彼を捕まえるための大胆な計画が実行される。その結果、雷と人間の間に約束が交わされるが――。
空に住む雷は、雨を降らすだけでなく、地上の家や木を壊し、人々のおへそを取って困らせていました。そんな雷を懲らしめようと、人々は五重塔のてっぺんに槍を設置し、雷を捕まえます。人々を困らせないと約束させられる雷ですが、その後どうなるのでしょうか。昔話を思わせる物語に、味わい深い絵が彩りを添えています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然現象である「雷」をユーモラスに描きながら、自然との共生や約束の大切さを伝える教材として活用できます。
雷を怖がる子どもに対して、物語を通じて理解を深め、恐怖心を和らげるきっかけになります。また、雷が人々と交わした「約束」を題材に、ルールや約束を守ることの重要性を学ぶ場面作りにも役立ちます。
読み聞かせ時には、絵の細部を観察させたり、物語の続きや結末について子どもたちに考えさせることで、想像力やコミュニケーション力を育むことができます。