
【絵本】眠り猫
内容説明
猫が眠る姿に、どんな秘密が隠されているのだろうか。その謎が、江戸の名工の手によって紐解かれる物語。
時は江戸時代、名彫刻師・左甚五郎は、その腕前が評判となり日光東照宮の猫の彫刻を依頼される。しかし、甚五郎はなかなか作業に取り掛からず、ぶらぶらと町を歩くばかり。そんなある日、農家の庭で見た何気ない光景に心を動かされる。「これだ!」と閃いた甚五郎は、猫の彫刻に生命を吹き込むような作品を完成させる。この物語は、創作の閃きや、想像力の源がどこにあるのかを伝える絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、創造力や発想の大切さを伝える素晴らしい教材です。
子どもたちに「何気ない日常がヒントになる」という気づきを与え、観察力を育むきっかけとなります。例えば、物語を読んだ後に「身の回りで気になるものを探してみよう」と問いかけると、子どもたちの想像力が広がるでしょう。
また、江戸時代を舞台にした背景は、歴史や文化への関心を引き出すチャンスにもなります。親子やクラスで話し合いながら、創造の楽しさを共有してください。