
【絵本】徂徠どうふ
内容説明
ある日、とうふ屋の七兵衛さんが出会った侍が、ふたりの人生を優しく繋いでいきます。
七兵衛さんは、毎日とうふを売り歩く働き者のとうふ屋さん。ある日、彼の前に現れた侍は、とうふを一丁そのまま食べ、代金は後で払うと言います。ですが、侍の暮らしはとても貧しく、実際には支払う余裕がありませんでした。事情を知った七兵衛さんは、困っている侍を放っておけず、おからを届けて励まします。そんな日々が続く中、七兵衛さんが突然熱を出して倒れてしまいます。果たして、この出来事がふたりの関係にどんな変化をもたらすのでしょうか。心温まる交流の物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、思いやりや助け合いの大切さを自然に学べる物語です。
七兵衛さんと侍の交流を通じて、困っている人に手を差し伸べる心や、人間同士の温かい絆について考えるきっかけを与えてくれます。
子どもたちと一緒に、他者への優しさの意味や、誰かを助けた時の喜びについて話し合う場を作ると良いでしょう。
また、物語の中に出てくる「豆腐」や「おから」といった食材を題材に、食育活動にもつなげることができます。