
【絵本】はじまるよ
内容説明
朝の光が差し込むとともに始まる一日。小さな命の営みが、穏やかな時間の流れを彩ります。
「おひさま、おはよう」からスタートし、「ぐっすり おやすみ」で幕を閉じる一日を描いた絵本です。三毛猫が日なたで気持ちよさそうに眠り、蟻が地面をせわしなく歩き回り、亀が池の中をのんびりと泳ぐ姿など、小さな命の輝きが映し出されています。97歳で生涯を閉じた画家・熊谷守一の絵に、詩人・ぱくきょんみが温かみのある言葉を添えて、幼い読者の心に寄り添います。美しいイラストと言葉が響き合う、心がほっと和む一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、日常の自然や小さな命の営みに目を向ける大切さを教えてくれる一冊です。
親子で読み聞かせをしながら、生き物の動きや自然の変化について話し合うことで、観察力や感受性を育むきっかけになります。
保育園や幼稚園では、朝の会やお昼寝前の時間に読むと、子どもたちに穏やかな気持ちを届けられるでしょう。
また、小学生には画家・熊谷守一の背景を調べたり、絵や詩を通じて表現する楽しさを学ぶ教材としても活用できます。