
【絵本】ゆらゆらばしのうえで
内容説明
雨に打たれて壊れた橋の上、うさぎときつねは揺れる丸太の上で向き合うことになる。揺れる橋が見せたのは、出会いと心の揺らぎだった。
豪雨で壊れ、一本の丸太だけが残った橋に、うさぎが駆け込みます。そこに追いかけるようにきつねも飛び乗り、丸太は大きく揺れ動きます。夜が訪れる中、動けなくなった二匹にできるのは、ただ話をすることだけ。シーソーのように揺れる丸太の上で交わされる言葉と時間が、二匹にどんな変化をもたらすのでしょうか。鮮やかな色彩と独自の描画で描かれる、心に残る物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、相反する立場にいる二匹の動物が、困難な状況下で協力し、心を通わせる物語です。子どもたちに「対立する相手との対話」「共感や協力の大切さ」を教えるきっかけになります。
読み聞かせでは、うさぎときつねの心情の変化に注目しながら、子どもたちと「相手を理解するにはどうすればいいか」を話し合うと効果的です。