
【絵本】チムひとりぼっち
内容説明
チムの心には、旅の終わりではなく新たな冒険の始まりが待っていました。
長い航海を終えて帰宅したチムを迎えたのは、誰もいなくなった家でした。両親の行方を探るため、彼は船乗りとして働き始め、寄港する町々で必死に手がかりを求めます。しかし、努力は実らず、絶望の中でさらなる試練が彼を待ち受けます。船火事や漂流の危機を乗り越え、波に打ち上げられた先で出会ったのは、思いがけない再会でした。この物語は、一冊ごとに完結しつつ、全体で一つの大きな流れを描くシリーズの第6巻です。ケイト・グリーナウェイ賞を受賞した名作です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、試練を乗り越えながら成長するチムの姿を通じて、困難に直面した際の忍耐力や問題解決力を学ぶ良い教材です。
子どもたちに、努力の大切さや諦めない心を伝えるきっかけになります。また、物語の中で出会う新たな人々や出来事が、他者との関わりや感謝の気持ちを育むテーマとして生きています。
読み聞かせでは、チムの感情に寄り添いながら進行することで、共感力や想像力を伸ばすことができます。シリーズ全巻を通して、物語の奥深さを体験するのもおすすめです。