
【絵本】だくちる だくちる
内容説明
恐竜たちが歩いた遠い昔の世界。音のない静寂が広がる中、初めての「歌」が生まれました。
はるか昔、人間がまだ存在しなかった時代。大草原でひとりぼっちのイグアノドンは、静けさに包まれた日々を過ごしていました。しかし、ある日、小さな翼竜と出会い、友達になります。その翼竜が発するうなり声は、イグアノドンにとって喜びの響きとなりました。それは、世界で初めての歌だったのです。表情を描かずとも感情が感じられる迫力のある絵とともに、原始の世界へと思いを馳せることができる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、恐竜時代を舞台に「音」や「感情の共有」というテーマを描いています。
親子で読む際には、翼竜の声がどんな気持ちを伝えたのかを話し合い、感情表現を学ぶきっかけにしましょう。
また、保育や授業では、物語を通じて「孤独」「友情」「初めての発見」について考える時間を作ると良いでしょう。
迫力ある絵を見ながら、音や感情の大切さを小さな子どもたちに伝える、心温まる教材として活用できます。