
【絵本】パンのかけらとちいさなあくま
内容説明
小さな悪魔が巻き起こす出来事が、ひとつの知恵と希望を生み出します。果たして、彼の行動はどんな結末を迎えるのでしょうか。
貧乏なきこりのパンを盗み喜んでいた小さな悪魔。しかし、大きな悪魔たちに叱られ、償いとして役立たずの沼地を豊かな畑に変えることに挑みます。小悪魔は大きな木を抜き、沼の水を飲み干し、見事な麦畑を完成させますが、地主がその実りを奪ってしまいます。そこで、賢い小悪魔は知恵を働かせ、きこりに新たな幸せをもたらす方法を見つけ出します。人と悪魔が織りなす、不思議で心温まる昔話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、善悪や努力、知恵の大切さを学ぶ絶好の教材です。
小悪魔が行動を通じて成長する姿は、子どもたちに「失敗を乗り越える力」や「知恵を使うことの重要性」を教えます。また、主人公が他者を助けることで自身も幸せを得るという物語は、思いやりや協力の精神を育むきっかけになります。
読み聞かせでは、子どもたちと一緒に「小悪魔はなぜ変わったのか」「知恵を使うとどうなるのか」などを話し合うと、物語への理解が深まり、考える力を養うことができます。