
【絵本】だーれもいない だーれもいない
内容説明
お昼寝から目覚めたとき、誰もいない静けさに包まれる。その寂しさの先に、温かな再会が待っている。
コッコさんが目を覚ますと、家の中はしんと静まり返り、誰の姿も見当たりません。庭に出てみると、風や雲、山鳩たちが「誰もいないの?」と問いかけてきます。一人ぼっちのような気持ちが募る中、遠くからお母さんの声が聞こえてきました。「コッコさーん」。ほんの少しの買い物に出かけていただけのお母さんに駆け寄り、コッコさんは思わず泣きながら抱きつきます。寂しさが消えて、心がほっとする瞬間を、美しい水彩画が優しく描き出しています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが感じる「寂しさ」と「安心」をテーマにしており、感情を育む教材として最適です。
子どもたちにとって、親や先生がいない状況は不安を感じやすいもの。この物語を通して、寂しさを乗り越えた後の安心感を学ぶことができます。
読み聞かせでは、登場する風や雲の声を一緒に想像することで、子どもの想像力を引き出す工夫もできます。読後は「寂しいときにどうする?」と話し合う時間を作ると、自己表現力の向上にもつながります。