
【絵本】かちかちやま
内容説明
たぬきと兎の知恵比べが繰り広げる物語。自然の中での闘いは、切なくも考えさせられる結末へと向かいます。
おじいさんの大切な人を奪ったたぬき。怒りに燃えるうさぎは、その悪事に報いるため、さまざまな知恵を駆使してたぬきに立ち向かいます。たぬきは、うさぎの巧妙な策略に引き込まれ、次々と苦しい目に遭い、やがて運命の幕が下りることに。美しい自然を舞台に、二匹の動物が繰り広げる緊張感あふれる物語です。人間の感情や正義の意味についても考えさせられる、心に残る昔話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、うさぎとたぬきの知恵比べを通じて、正義や感情について考える機会を提供します。
子どもたちには、物語の展開を楽しむ中で「正しい行動とは何か」、「相手の気持ちを考えることの大切さ」を伝えられるでしょう。善悪の視点を育むきっかけにもなります。
また自然を舞台にした描写は、環境や生命の尊さについて話し合う導入としても活用できます。物語後の感想を共有し、思考力や表現力を育てる活動もおすすめです。