
【絵本】しんせつなともだち
内容説明
寒い冬、動物たちの優しさが静かに巡る物語。小さな思いやりが織りなす絆に心が温まります。
ある冬の日、お腹を空かせたうさぎが、ふたつのかぶを見つけました。一つだけ食べ、残りを友だちのろばに届けることにします。しかし、ろばは留守。うさぎはそっとかぶを置いて帰ります。後に家に戻ったろばは、見知らぬかぶに驚きますが、手に入れたばかりのさつまいもを持って、次は山羊のもとへ。こうして思いやりの心が込められたかぶは、動物たちの間をめぐっていきます。温かな気持ちが連鎖する様子が描かれた、心に響くお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、思いやりや優しさが連鎖する大切さを教えてくれる内容です。子育てや教育の場では、子どもたちに「他者を思いやる心」を育む教材として活用できます。
読み聞かせの際には、「もし自分がうさぎだったら?」と問いかけ、考えを共有する時間を設けると効果的です。動物たちがどのように気持ちを巡らせたかを一緒に話し合いましょう。
さらに、物語の後に「自分ができる小さな優しさ」を子どもたちと具体的に考える活動に繋げることで、実生活での実践にも結びつきます。