
【絵本】したきりすずめ
内容説明
じいさんとすずめの心のつながりを描いた物語には、優しさと後悔が織り込まれています。
じいさんは、一羽のすずめを家族のように大切にしていました。ところが、すずめがばあさんの作ったのりを食べてしまい、怒ったばあさんはすずめの舌を切り落としてしまいます。そのことを知ったじいさんは、すずめに謝りたい一心で「すずめの宿」を探し歩きます。旅の先でじいさんが見つけたものとは――。温かみのある文章と素朴で美しい挿絵が、物語に深い味わいを添えています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、優しさや後悔といった感情を通じて、相手を思いやる気持ちや責任感の大切さを教えてくれます。
子どもたちに読み聞かせる際には、じいさんのすずめへの思いを通じて「大切な存在を守る心」を話し合う機会を作ると良いでしょう。
また、ばあさんの行動に対して「怒りの感情をどう表現すべきか」を考えさせることで、感情のコントロールや相手への配慮について学ぶきっかけを提供できます。
さらに、物語の美しい挿絵を観察しながら、自然や動物への興味を広げる素材としても活用できます。