
【絵本】たなばた
内容説明
天の川が隔てる二つの世界で繰り広げられる、愛と別れの物語。夏の夜空に思いを馳せてみませんか。
かつて、天の川の東には天女たちが住み、西には人間たちの世界が広がっていました。ある日、年老いた牛の助言を受けた若い牛飼いは、天女の末娘である織り姫の羽衣を隠し、彼女を妻に迎えます。二人は子どもにも恵まれ、幸せな日々を送りますが、織り姫が天へ連れ戻されてしまいます。牛飼いは子どもたちを連れて彼女を追いかけますが、天の川が行く手を阻みます。中国の伝説をもとに、美しい幻想の世界を描いた絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、織り姫と牛飼いの切なくも美しい物語を通じて、愛や家族の絆について考えさせてくれます。
子どもたちにとっては、物語の中の天の川や星々を通じて、宇宙や自然への興味を育むきっかけにもなります。
また、善悪や選択の大切さなど、道徳的なテーマも含まれており、読み聞かせを通じて感受性や想像力を引き出せる教材として活用できます。